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フランス 各国の情勢

フランス大統領選挙の見通しと為替への影響について

一応知っておくといいかも?フランス大統領選挙

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フランス大統領選挙はいつ行われるのか?

今月末(4/23)にフランスの大統領選挙が行われます。

日本時間では、4/23の夕方~翌未明ぐらいの時間帯になりますが、FXトレーダーからすると、翌日の市場オープン(4/24、6:00)に何がしかの影響を及ぼす可能性がありますので、一応チェックしておいたほうがいいかもしれません。

フランス他大統領選挙の特徴、仕組み、候補者の紹介

さて、おフランスの大統領選挙ですが、他国の選挙とはだいぶ違った点があります。

  1. 基本的に2回、投票が行われる。
  2. 基本的に現職は再選を目指す。
  3. 基本的に全国民(植民地、移民なども含む)が投票に参加する。
  4. 基本的に左派か右派が政権を担う。

こんなところでしょうか。

ひとつづつ説明していくと

①基本的に2回、投票が行われる。

今回で言うと4/23の投票が一回目になりますが、ここで過半数の票を集める候補が現れますと、そこでゲームオーバー。その候補が大統領に選ばれます。

が、これまでそんな候補が現れたことはありません。

ですので、1回目の選挙の上位2名が翌々週5/7の決選投票に進むことになります。

一回目がA、B、C、D、Eの候補がいて、AとBの候補の得票率がC,D,Eの候補より高かった場合はAとBでもう一回デスマッチをするってな感じですね。

②基本的に現職は再選を目指す。

2008年の憲法改正前は再選回数に制限が無かったので、命果てるまで再選を狙ってた方もいたようですが、2008年以降は2期10年(一期の任期は5年)に制限されました。が、たいていは再選を狙います。

なんせ、フランス大統領の権限ってのは、下手するとアメリカ大統領より強く、例えば
・軍の指揮権
・首相の任命権(首相を通じて閣僚も任命できる)
・議会(下院)の解散権
・法律・条約・憲法改正の国民投票実行権(議会はスルーOK)
・自分の免責特権(反逆罪以外)
・恩赦特権
などの権限を持ってまして、ま、ほぼやりたい放題できるんです。

じゃ、なんで今のオランド大統領は今回、立候補してないの?となるでしょうが、その理由は後述します。

③基本的に全国民が投票に参加する。

日本やアメリカの首相や大統領は私たちが直接投票して選ぶことは出来ませんよね。

私たちが選んだ誰かが代わりに選んでくれてるテイになってますが、フランスは18歳以上の全国民参加の直接投票になります。

フランス国籍さえもってれば、海外に住んでいようが刑務所に入っていようが、投票権があります。

ま、さすがに選挙カーに乗ってフランス全土を回るワケにもいきませんので、選挙運動は有権者にマニュフェストなんかを送付したり、ポスター貼ったり、マスコミ(TV、ラジオなど)で演説したり、ネット動画作ったりしてるみたいです。

ネットでの活動に特に制限は無いみたいですが、そのほかは選挙管理委員会によって厳しい管理・監視がされているようです。

④基本的に右派か左派が政権を担う。

アメリカの共和党か民主党か、みたいな感じですかね。

予備選挙もありますが、投票はなんと有料(1~2ユーロ)。個人的には馬券以外の投票にカネを払うなんて正気とは思えません(笑)

で、今回の大統領選に立候補して、票が回りそうな面々をご紹介しますと

社会党 アモン氏(左派)

現職のオランド氏も左派なんで、本来は氏が候補者になる(なりたかった)ハズなんですが、度重なる失策やスキャンダルのために支持率が地に堕ちており(10%以下、4%程度とも)、どう考えても再選はありえないため、辞退したようです。

それで、アモン氏が代わりに候補になったんですが「前が前だから、同じ政党じゃ期待できないよね~」と思われてるらしく、事前支持率は低迷しているようです。

共和党 フィヨン氏(右派)

じゃあ、対立する右派が有利になるのかといえば、このフィヨン氏というのもなかなかのクセ者でして、元首相ということで政治経験は豊富なんですが、その首相時代に公費から家族にお小遣いを渡していたことが発覚。(数千万円という額ですが)

本人は「お使いに行ってもらったんだからいいだろ?」的な言い訳をしてますが、ま、通用しませんわな。

ってぇことで、コレも支持率は低空飛行のようです。

無所属 マクロン氏

いちおう「エン・マルシェ(前進)」というグループは作ってるみたいですが、左右派の主張はないようです。(中立)

もともとは金融機関のトレーダーで、才能を見込まれて経済大臣みたいな役割に抜擢され、独自の経済活性化策を献上するなど、その方面には強みがありそうです。

EUに関しては支持を表明しており、このヒトが当選するのが一番波風たたなくて良さそう・・・的なイメージをもたれてるみたいです。

・・・が、ホモのうえに、さらに不倫してるんじゃねーか?というサイケデリックなスキャンダルが報じられており、現在鎮静化に四苦八苦している模様。

ちなみに奥さんは24歳上(本人は現在39歳)で高校時代の教師だったそうです。

国民戦線(極右団体) ルペン氏

今回の選挙の風雲児(女子ですが)

私は勝手に「マダム・トランプ」と呼んでます。

「国民戦線」は元々オヤジさんが作った団体で、そのせいか自宅をダイナマイトで爆破されたり、学校では「悪魔の娘」といってイジめられたりと散々な少女期を過ごすも、グレずにパリ大学を卒業して弁護士として働いていました。

が、優秀さゆえにかオヤジさんから党の重臣を差し置いて後継者に指名されてしまいます。

もっとも素地はあったみたいで、2012年の大統領選に立候補すると、第1回で3位になるなど、実績を残し、近年の社会不安を背景に「フランス第一」を掲げ、支持を伸ばしています。

過激な発言のわりに(失礼)品行方正で、他候補と違って特にスキャンダルはありません。

フランス大統領選挙の見通し

ほかにも候補者はいますが、現実に票が集まりそうなのは以上4名でしょう(独断)
2回目投票に進めるのは上位2名だけなのですから、この中でも、その2名だけに注視し、相場に与えるであろう影響を想定しておくのが、私たちトレーダーのやるべきことだと思います。

そして今回は「ルペン氏が大統領になれるかなれないか」だけが重要項目です。

なぜなら、ルペン氏だけが公約に「EU離脱(の国民投票実施)」「移民の制限」「通貨(フラン)の復活」など、現在の政策を大転換させるようなことを謳っているからです。

現左右派の候補の人気は低迷しており、フレッシュな無所属と愛国心を喚起させる極右に支持が集まっている現状では、おそらくマクロン氏とルペン氏が決選投票に進む確率が高いかと思われます。

そうなった場合、敗れた左右派支持者はEU離脱という極端な政策を掲げるルペン氏よりも、波風の立たないマクロン氏支持に回るであろうとの見通しが一般的ですし、私も(いまのところ)そう思います。

しかし、世界は昨年2度も予想外の選挙結果を目にしてきました。

「イギリスのEU脱退」「トランプ氏の大統領当選」です。

似たような局面に直面した場合、いまや誰もが「もしや・・・」の疑念を捨てきれないのではないでしょうか。

第一回投票でルペン氏が敗れれば、コトは穏便に済むでしょうが、もし第二回投票に残れば、その後2週間はフランス政情一挙手一投足に相場が反応せざるを得ない状況になるでしょう。

ですから、昨秋からのいわゆる”トランプ相場”でリスクオンになっている(値上がりしている)資産は、フランス大統領選挙でルペン氏が勝ち残り”リスクオフ”状態になった場合、暴落する可能性がある。

ということは一応アタマの片隅においておいたほうがいいかと思います。

最後に心理クイズ 為替対策

例えば100万円をFXで運用していたとします。

うち、20万円をドルに、20万円をユーロに、20万円をポンドに(全てクロス円)投資していたとして、今回のような状況になった場合、それぞれの持ち高をどのように差配するでしょう?

なお、評価損益はドル+10000円、ユーロ-5000円、ポンド-5000円とします。

どうでしょうか。

たぶん、だれもがどれかを決済する決断をしたはずです。

「そのまま」という人は少ないでしょう。

今後どうなるかが分からない状況で、手元に40万円しかなく、もしかするとロスカットをくらってしまう不安より、とりあえず現金に戻しておいて、嵐が過ぎるのを待つ・・・というのが、安全な方法のように思えますし、実際そのとおりです。

今回の例で、差配の方法に正解不正解はなく、重要なのは「決済」するという行動なのです。

結果的に全て「円買い」を行うことになるからです。

リスクオン時に円高になるのは、そんな投資家心理が市場に影響しているのかもしれません。

しかし、市場が不安定なときというのは、えてして上下の波も大きく、それにうまく乗れれば平時では考えられないような利益を上げることも可能ですし、それを得意とする勇敢なトレーダーがいることも事実です。

私は小心者なので、敢えて向かってはいきませんが、もし「ちょっとチャレンジしてみようかな・・・」という方がいれば「自分の予想の逆を行く」「ヤバイと思ったらすぐ逃げる」の二点に注意すれば、大怪我はしないかと思います。経験上。

ユーロ安円高狙いで投資をするなら以下の記事を参考に
⇒円高に備えた投資としてFXユーロ円売りは正解でした。







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